ほっと一息つける場所で、心と体をやさしく整え、前向きに過ごす力を取り戻せます
忙しい日々の中でも、少し立ち止まって自分を大切にする時間を
  1. 【ブログ】ストレスフリーな心と身体を作る自然療法ライフ
  2. 肌を綺麗に
  3. 石けんづくりに欠かせない「苛性ソーダ」は何から作られてるの?
 

石けんづくりに欠かせない「苛性ソーダ」は何から作られてるの?

2017/07/09
石けんづくりに欠かせない「苛性ソーダ」は何から作られてるの?
石けんを作るときに、欠かせない苛性ソーダ
何から作られているのか?質問がありましたので、ご紹介します。

苛性ソーダが製造される以前の石けんは、木灰と油脂を原料にして作られていました。
木灰がアルカリ性となり、油脂は脂肪酸(酸性)で、油脂を混ぜ合わせて(石けん用語では鹸化)する作用があるためです。

1790年、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の製造法がフランスの化学者によって発明され、工業的にアルカリが作られるようになっていきます。
それ以後、苛性ソーダの大量生産で、工業的に石けんが生産されるようになります。


苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)とは

原料は、海水からとれる天然の塩で、食塩水を電解して、大量に生産されます。

日本は海水に恵まれているので、自然の恵みとも言うべき苛性ソーダを、比較的簡単に製造できます。

苛性ソーダは劇薬だから塩素系のものが入っていて危険!!と心配される方も多いと思いますが、水酸化ナトリウムは、ナトリウムイオンと水酸化物イオンがくっついてできたもので、食塩水に含まれる塩素は製造過程で分離され、取り除かれています。

用途としては、近代化学工業の基本的な原料の一つとして、幅広い用途で使われています。

(紙、パルプ、繊維、石けん、染料、香料、農薬、医薬などの製造、多方面に使われている)



取り扱いに要注意

強アルカリ性で劇物に指定されていますので、手で直接触れると皮膚がただれたり、目に入ると失明の恐れがあり、とても危険です。
レッスンにお越しいただいた際にもお話していますが、石けんを作るときには、手袋、メガネ(ゴーグル)などで皮膚や目を保護する必要があります。
油脂と苛性ソーダが中和され、弱アルカリ性石けんになってしまえば安全になります。


取り扱いに注意さえすれば、石けん作り楽しいと感じていただけると思いますよ〜。
手づくり石けんは、コールドプロセス製法で作られています。


コールドプロセス製法とは

石鹸は、油脂とアルカリを反応(鹸化)させることで出来ます。

製法は幾つかある中のコールドプロセス製法は、鹸化の過程を加熱せずにゆっくりと熟成させる製法です。

 

この製法で作った石鹸の良さは、熱を加えずに自然に熟成させるため、油脂が劣化しないことと、塩析処理をしないため、

油脂とアルカリの反応でできた、石鹸成分以外の大切な副産物のグリセリンがまるごと含まれていることです。

グリセリンは、非常にすぐれた保湿成分で、お肌に薄い膜をつくり、お肌の水分をしっかりとキープします。

 

格別な使用感は、他の製法と比べ物になりません。

この製法でつくられた石鹸に魅せられ、Herb・Room leafでは全ての石鹸を教室も商品もコールドプロセス製法でつくっています。

 

石鹸が出来上がるまでに1ヶ月〜2ヶ月とかなり時間がかかるうえ、品質の管理が難しいという欠点があり、大量に生産することが出来ません。

しかし、石鹸の使用感を大切にしたいというコンセプトから、コールドプロセス製法にこだわってつくっています。

Herb・Room leaf

徳島県徳島市津田町2-8-24-7

 完全予約制  


Herb・Room leaf