苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)とは
原料は、海水からとれる天然の塩で、食塩水を電解して、大量に生産されます。
日本は海水に恵まれているので、自然の恵みとも言うべき苛性ソーダを、比較的簡単に製造できます。
苛性ソーダは劇薬だから塩素系のものが入っていて危険!!と心配される方も多いと思いますが、水酸化ナトリウムは、ナトリウムイオンと水酸化物イオンがくっついてできたもので、食塩水に含まれる塩素は製造過程で分離され、取り除かれています。
用途としては、近代化学工業の基本的な原料の一つとして、幅広い用途で使われています。
(紙、パルプ、繊維、石けん、染料、香料、農薬、医薬などの製造、多方面に使われている)
取り扱いに要注意
コールドプロセス製法とは
石鹸は、油脂とアルカリを反応(鹸化)させることで出来ます。
製法は幾つかある中のコールドプロセス製法は、鹸化の過程を加熱せずにゆっくりと熟成させる製法です。
この製法で作った石鹸の良さは、熱を加えずに自然に熟成させるため、油脂が劣化しないことと、塩析処理をしないため、
油脂とアルカリの反応でできた、石鹸成分以外の大切な副産物のグリセリンがまるごと含まれていることです。
グリセリンは、非常にすぐれた保湿成分で、お肌に薄い膜をつくり、お肌の水分をしっかりとキープします。
格別な使用感は、他の製法と比べ物になりません。
この製法でつくられた石鹸に魅せられ、Herb・Room leafでは全ての石鹸を教室も商品もコールドプロセス製法でつくっています。
石鹸が出来上がるまでに1ヶ月〜2ヶ月とかなり時間がかかるうえ、品質の管理が難しいという欠点があり、大量に生産することが出来ません。
しかし、石鹸の使用感を大切にしたいというコンセプトから、コールドプロセス製法にこだわってつくっています。