抗酸化作用
ハーブには、粘液質、フラボノイド、タンニン、ポリフェノール、ビタミン、ミネラル類など多くの有効成分が含まれています。
ハーブによって、その効果・作用はさまざまですが、ハーブには「抗酸化作用」を促すものが多くあり、食物が体内で消化され、代謝が行われる時に発生する「活性酸素」の働きを軽減する作用を言います。
「活性酸素」は「老化」を引き起こす原因になるといわれ、この働きを軽減する成分がハーブには含まれています。
免疫力の強化
免疫力とは、病原菌などの有害なものから身体を守る力をいい、心のバランスを整え、ストレスを減らすだけでも免疫力は上がります。
その心のバランスやストレス軽減に役立つのがハーブ。
ハーブに含まれる有効成分によって免疫力を高める身体への作用もあり、感染予防などに役立つ。
ハーブは心へも作用し、免疫力を強化するという大きな力をもっている。
リラックス、リフレッシュ効果
ハーブの心への作用は、大きくリラックス効果とリフレッシュ作用にわけられる。
リラックス作用は、心のバランスが崩れたり、ストレスによって引き起こされるイライラや緊張などの高ぶった気持ちを鎮めて、心身のダメージを修復。
リフレッシュ作用は、元気を失った心と身体に心地よい刺激を与えて活性化し、活動へと導く。
これらの作用を利用する代表的なものに「ハーブティー」と「アロマテラピー」があります。
豊富な栄養素
好きなものを好きなだけ食べられる飽食の時代、偏った食生活や忙しい毎日では栄養不足になりがちです。
ハーブにはミネラルやビタミンといった栄養の豊富なものが数多くあります。
薬理作用
鎮静作用、鎮痛作用、消炎作用などのあるハーブは薬の原料として用いられ、抽出され、合成され医薬品として使われている。
ホリスティックな作用
「ホリスティック」は「全体的」と訳される。
全体的とは、心も身体も一緒に、人間一人を全体的に癒すという意味。
身体の調子が悪いときには気分も憂鬱になるように、心と身体はつながっている。
ホリスティックは今や、植物(自然)療法に共通する大切なキーワードとなっている。
ただ、ハーブには「安全・安心なもの」というイメージがあると思いますが、毒性の強いハーブや使用期限・方法が限られているハーブ、特定の疾患、妊娠中などに使用できないハーブもあります。
ハーブを使用する際は、それぞれのハーブの禁忌事項を必ず守って、安全性を第一に考えましょうね。