ハーブは、飲む、食べる、塗る、香る、育てるなど多くの活用法があります。
そのハーブの魅力を多くの方に伝えていきたいと2015年4月「Herb・Room leaf」開業。
石けん作り教室などに活動を広げています。

何か自分の手に職をつけたいなと、どんな資格があるか調べながら目に留まったのがハーブの資格でした。
幼いころから敏感肌で、手が空いていれば、痒い部分をかいていた私にとって、身体のケアをハーブで優しく行うことは、とても興味をそそられることでした。
そこから、ハーブの世界の奥行の広さに魅了されていきました。
ハーブを使ったイベント活動を行っていた時に、目標としていた先輩が活き活きと責任を持って動かれているのを見て、趣味ではなく事業として行うことが大事だと感じました。
その方から、「あったかビジネス」という制度を利用してみたらとお声がけいただき、その認定を受けるとともに起業に踏み切りました。
御社の主な事業内容を教えてください。
教室、物販、セッション(セラピー)が事業の柱となっています。
身体のケア・心のケア・肌のケアを行い、トータル的な安心を提供することが理念です。
そのために、各事業で、ハーブを基にしたメニューを用意しています。
現在は、石けんの事業の売上が伸びています。徳島の食材を配合した石けんも商品化しました。
今では、5種類に増えています。
「使い心地にとても満足しています。香りもいいし、肌がスベスベして気持ちよかったです」
「乾燥肌で、かゆいかゆいと泣くこともあった娘が、自然素材の石けんを使ったら掻かなくなりました」
と、お客様から、嬉しいお言葉もいただいております。
起業して大変だったことは何でしょうか?
身内には実業をしている人がおおかったので、起業自体はあまり抵抗なくスムーズにできました。
しかし、事業を認知してもらうこと、売上を作ることの大変さを思い知らされました。
ホームページでの情報発信や、SNSでの発信を必死でやってきました。少しずつ認知度は上がり、リピートしてくださるお客様がたくさんいることで救われていますが、今でも、認知度を上げることは課題となっています。
自分が信じて作ってきた商品が、お客様に評価をいただき、「もうこれしか使えない!」と言われたときは、お伝えできて本当によかったなと思います。
また、イベント出展などで人脈が広がったり、事業を通して知り合ったりした方から、次の展開に結びつくような繋がりを紹介していただけることは、事業をしてこその楽しみと感じています。
好奇心を持ちながら、かつ責任感を持って慎重にと、自分らしく事業を行えていることに感謝しています。
起業を目指す方にメッセージをお願いします
興味を持って始めた起業なら、その気持ちをずっと持ち続けて欲しいです。
資格を取るため一緒に学んだ仲間との交流は、共通の話題や目標などがあり、ありのままを語れる楽しい時間です。そんな交流を大事にして欲しいと思います。
まずは、自宅からでもいいので始めてみる、その一歩を踏み出してみてください。
ぶれない気持ちをもって行動していれば、協力してくださる方は必ず現れます。
創業コーディネーター/長尾辰彦より
「事業としてこのハーブや石けんをやることで、責任という文字を背負うことの大事さを感じています」という松下さん。
開業時に、あったかビジネスの申請書を書くお手伝いをしたとき、芯の強さを感じていましたが、より、信念を持って事業を行っているのだと感心しました。
ぶれずにやり続けることで、これからも多くの協力を得て、着実に成長して欲しいと思います。
長尾先生、お声掛けくださりありがとうございました。